2日目のスタートです。
1日目最後まで開発していた人は3時半、2日目最初に開発した人はなんと朝5時!!!
昨夜とことん飲んだ人、遅くまで開発を続けた人、様々な人がいますが
どの人も少し眠そうです。(事務局もしかり)
1日目とは打って変わって静かなスタートです。
どのチームも完成に向けて黙々と開発を進めています。
2日目は開発~テスト~プレゼン~結果発表が行われます。
午前中から午後にかけて引き続き個々のタスクを進め、
それぞれの成果物をつなぎ合わせていきます。
合わせた時にプログラムが想定通りに動くか、不足項目はないか
確認しながら作業を進めます。
プレゼンまであと1時間。
各チーム焦りながら、プログラムの仕上げ、動作確認、
プレゼンのリハーサルなど最終確認をします。
そして、タイムアップ!プレゼンが始まります。
今回は特別ゲストとして、お世話になっている研修施設の従業員の方にも
プレゼンを見て、審査していただきます。
これは普段、システム開発やプログラミングに携わっていない
言わば素人の方(=エンドユーザー立場)の率直な感想を取り入れるためです。
プレゼンでは自由な発想の新規システム・サービスがたくさん出てきました。
いくつか紹介したいと思います。
【お題の確認】
・イーウェル:ハンズラボ(東急ハンズ)の新サービス・システムの開発
・ハンズラボ:イーウェル(WELBOX)の新サービス・システムの開発
<わにさんチーム(イーウェル)>
東急ハンズ商品出会い系システム「KORE」
→既存おすすめ機能(コレもありかも?)を東急ハンズのビックデータを活用し、
更なるサービスを提供するシステムです。
ちなみに「KORE」は下記の略称とのことです。
K・・・風が吹けば
O・・・桶屋が儲かる
R・・・Recommend
E・・・Engine
このシステムを利用すると、例えばまくらを購入した人には、なんと
ダイヤをおすすめするそうです。なぜダイヤ?と当然疑問がわくのですが、
わにさんチームの構想では、下記のようにレコメンド機能が動くようです。
①まくらを買う
②今の睡眠に満足してないのでは?
③他にも満足していない点があるのでは?
④もっと人生を輝かせてみませんか?
⑤ダイヤの輝きはいかがでしょうか!
⑥ダイヤがおすすめされる
若干の無理矢理感はいなめないですが、今までにないアイディアとして
好感触でした。
<ムーン・パイチーム(ハンズラボ)>
SE・WA・YA・KI(世話焼き)
→顔(写真)認識でWELBOXにログインができ、自動的にWELBOXの
メニューからログイン時の表情や性別・年齢を顔写真から割出し、
その人に合ったメニューを提案してくれるシステムです。
例えば、55~64歳男性と認識されると…
①そろそろ新しい趣味を探しているだろう
②生涯学習の通信講座メニューはどうだろう
③提案かつ申込まで完了させる
という流れです。申込までされてしまうと少し困りますが。。
こちらのチームは、既存の顔認証システムをネットから探し出し、
それをiOSアプリに組み込み完成させていました。
使用したAPIは「AlchemyAPI」、画像をPOSTするだけでJSONで結果を
返してくれるAPIです。
画像送信→APIで年齢取得→年齢に応じたメッセージをランダムに
出力していました。
完成度が非常に高かったです。
プレゼンだけでは物足りないので、開発したシステムを
実際にさわって詳細の説明を聞いたあとで、投票をするようにしました。
各々興味をもったチームのところに行き、操作をしたり開発者から話を聞いたりと
2社の交流ができたことも良かった点です。
いよいよ結果発表です。
上記の馬が1番先にゴールしたチームが優勝です。
実はこの発表アプリ、研修参加者が開発したんです!
自ら用意するなんて開発者達の開発に対する信念がうかがえます。
それでは、アイディア賞からの発表です。
アイディア賞を受賞したチームには、Fire TV Stickが贈られます。
結果は
優勝は、ラボ蕎麦チーム(ハンズラボ)でした!
こちらのチームは、WELカメBOXというシステムを開発しました。
センサーを用いて音声・光・温度などからその時に適したWELBOXのメニューを
マスコットのカメがおすすめしてくれる機能が搭載されていました。
カメに向かい悩みを相談するとおすすめメニューを答えてくれるのです。
続いて、完成度賞の発表です。
完成度賞は、なんと神戸牛1万円分が1人ずつに贈られます。豪華!
結果は
ムーン・パイチームの優勝です!
やはり完成度が高く、あらゆる人から評価されたようです。
2賞ともにハンズラボ社チームの受賞となり、イーウェルには悔しい結果と
なりましたが、参加者からは達成感が伝わってきました。
(疲れていたとは思いますが。。)
今回の研修で開発されたシステムやサービスはすぐに実用できるものでは
ないかもしれませんが、2社とも今後の事業やサービス拡張に活かされれば
この研修をやったかいがあります。
みなさま、お疲れ様でした!