KIOICHO Eng.

株式会社イーウェルのエンジニアが社内エンジニア系イベント等の情報を発信するブログです。

年末年始の話

こんにちは。開発第1部 保守Gです。
今回は私たちの年末年始の静かなる戦いの記録をお届けします。

 開発第1部の保守Gでは
「WELBOX」「カフェテリアプラン」などのサービスの保守を行っています。

年末年始期間中は
会員受電や申込手配を行っているオペレーションセンターもお休みをいただきますが、
だからといってサービスを止めるわけではありませんし、裏側のバッチ処理も普段通りに動作しています。

ですので監視を止めるわけにはいきません。

といってもさすがに年末年始、通常時とは異なり取れる手段は大幅に限られていますので、何でもかんでも通常時同様の対応ができるわけではありません。

そこで事前の準備と調整がもっとも重要になります。


ポイントは
・休業期間中にどこまで対応できるのか明確にする
・その範囲で対応する旨の合意を各部署から得る
・翌営業日の対応を整理しておく
です。

・休業期間中にどこまで対応できるのか明確にする
サービス提供に関わる致命的な事象が起きた場合はさすがに別ですが、
基本的に年末年始期間中に取れる対応は簡便な手順のものに限られます。
その範囲内での対応やどうしても必要な対応については実施しますが、
それ以外のものについてリストアップし、
翌営業日対応の方向で検討します。

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・その範囲で対応する旨の合意を各部署から得る
通常通り対応するものと、翌営業日対応するものとの整理については、
システム部門だけで決定するものではありません。
関連する部署とも調整・合意が必要になります。
クライアント様とやり取りしている営業部門、
会員様対応を行なっている各オペレーションセンター、
また本番リリース後間もないシステムに関しては開発部門とも話をした上で
決定していきます。
あわせて、どういった場合に誰にどのような手段で連絡するか
といった連絡フローについても定めておきます。

・翌営業日の対応を整理しておく
翌営業日対応でよしと整理できたものに関しては、
例えばエラー原因の調査は当日に行い、
エラー解消のためのデータ補正などは翌営業日に行うと定めておきます。
またそのための翌営業日の時間は事前に確保しておき、
迅速に対応できるようにしておきます。

あとはこうした事前の決定事項に従い
淡々と保守対応をこなすのみです。


結果としては大きなトラブルなく
年末年始を乗り切ることができました。

事前の工数は相応にかかるものの、
そのおかげか大きなトラブルは起きませんでしたし、
しっかり準備をしたおかげで安心して対応を行なえたので
元は取れたと感じています。

物事を行うにあたっては事前準備が一番大事!
というのを実感した年末年始でした。