KIOICHO Eng.

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記憶媒体

こんにちは。
開発1部 開発1Gです。
今回はバックアップの業務で少し調べる機会があった記憶媒体についてお話ししたいと思います。
ざっくり4種類+1(おまけ)に分けてそれぞれの特性をご紹介していきます。

 ■光ディスク
CD、DVD、Blu-rayを総称して光ディスクといいます。
プレイヤーは持ってるけどディスクに書き込んだことはないっていう方、結構多いのではないでしょうか?
書き込める容量は一般的にCDが700MB、DVDが4.7GB、Blu-rayが25GBです。
光ディスクの長所はなんといっても安価で長寿命なこと!
Blu-rayでも1枚50円ほどで買えます。
寿命は普通に使っていれば20~30年、適切な保存管理をすれば100年もつといわれています。
思い出の写真や映像など大事なデータの長期保存におすすめです!

フラッシュメモリ
USBメモリやSDカードに代表されるフラッシュメモリ
コンパクトで処理速度も速いため、よく使うデータの持ち運びに向いています。
容量は2GB、4GBなどの少ないものから、256GB、512GBなど大容量のものまで様々です。
しかし、便利な反面、データの劣化や消失のリスクがあります。
繰り返しデータを書き換えることによる劣化もあれば、
通電しないまま長い間放置していると中のデータが壊れてしまう可能性もあります。
重要なデータを扱う際は別途バックアップを取ることをおすすめします。

■ハードディスクドライブ
ひと昔前までPCストレージの主流だったHDD(ハードディスクドライブ)は、
データを記憶する磁気ディスクと、磁気ディスクに読み書きする装置が一体になったものです。
後述のSSDとよく比べられますが、HDDの方が大容量の割にお値段が安く、長期間のデータ保存にも適しています。
最近では1TB、2TBも当たり前に出ていて、安いものだと5千円ほどで買えます。
しかし、その構造上、衝撃に弱くデータの読み書きも遅めという弱点があります。
頻繁に持ち運びをしない前提で大容量データのバックアップに適しています。

■ソリッドステートドライブ
HDDに替わって最近の主流になってきたSSD(ソリッドステートドライブ)、
HDDと外観は似ていますが、中身は全く別物です。
HDDがディスクなのに対し、SSDはざっくり言うとフラッシュメモリの集合体です。
特徴として、衝撃に強い、データの読み書きが速い、HDDより消費電力が少なめでサイズも小さい
と、いいことづくしですがデメリットもあります。
まずお値段がHDDの倍くらいします。
また、中身がフラッシュメモリなのでデータの長期保存には向きません。
小さくて衝撃に強く、処理が速い特性はノートPCのシステムドライブに最適です。

フロッピーディスク(番外編)
若い方だと実物を見たことも、もしかしたら名前すら聞いたことがないかもしれません。
フロッピーディスクという古の記憶媒体が存在します。
ExcelやWordの保存マークに使われている四角いアレです。

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その容量はなんと1.44MB!
ちなみにWindowsのシステムドライブがCから始まるのは
その昔、AドライブとBドライブがフロッピーディスク用のドライブだった名残なんだとか。。

以上です。何か1つでも皆様の記憶に残る話があれば幸いです。
最後に、この記事のアップ日がイブだと知ったのでクリスマスっぽい写真を1枚。

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会社の玄関に飾られていたツリーです。
メリークリスマス&よいお年を!

参考:
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO45619270T00C19A6000000/
https://www.4900.co.jp/smarticle/7876/