2014年度下期より、イーウェルでは開発プロジェクトの安定した進捗と
より品質を向上させるためにプロジェクト推進ルールの全社浸透や
ドキュメントテンプレートの拡充に力を入れ、取り組んできました。
今日はその取り組みについて紹介したいと思います。
イーウェルが提供しているサービス・システムの8~9割は、
自社で開発をしています。
その中で、プロジェクトがスケジュール通り進まないことや
リリース後の障害などの問題が残念ながら少なからず発生しています。
問題発生の原因としては役割が不明確、レビューができていない、
前工程が未完了のまま次工程に進むなどの事項があります。
上記のような問題を発生させず、スケジュール通りかつ品質の高いシステム開発を
成功させることが、今のイーウェルには必要なことです。
以前より、プロジェクトの工程や役割、承認フロー、成果物等を定義した、
プロジェクト推進ガイドライン(以下、PPG)というものは存在していたのですが、
正直会社全体に浸透していない状況でした。
そこで、まずはプロジェクト関係者を対象に説明会を実施し、
PPGを理解してもらったうえで、
プロジェクト推進に活かすよう働き掛けました。
その他には、各工程での成果物(企画書・要件定義・設計書・テスト仕様書等)の
テンプレートの整備やチェックシート作成などのドキュメントテンプレートを
拡充しました。
今まで曖昧にしてきた事項を工程通りに進めていくので、工数は以前より増えます。
各部署からは、様々な声があがってきています。
現在、1年間PPGに則ったプロジェクト推進をしてみての感想・意見の取りまとめと
効果の算出をしている最中です。
結果については、またブログでも紹介させていただきます。
課題もまだまだありますが、より品質の高いシステム開発を成功させ、
お客様に満足いただけるサービスを提供し続らけれるよう、継続して努めていきます。