■DAY5:プログラム
・プレゼンテーション準備
・プレゼンテーション本番
・インターンシップの振り返り
インターンシップ最終日は台風一過の影響か、久しぶりの青空に恵まれました。気持ちの良いスタートです。プレゼンテーション本番の日、まず午前はプレゼンの準備です。
プレゼン。。。緊張しています。。。
パワーポイントでのプレゼン資料作りは、3時間しかありません。オーディエンスの社員に、理解してもらえるような書き方に気を付けます。
午後からは、いよいよプレゼンテーションのスタートです!
トップバッターは「チームラジオ」。声が少し震えてる。。。?緊張がこちらにも伝わってきます。がんばれ!がんばれ!
「講師の方からチーム名を決めてと言われ、急だったので困ったのですが、僕たちのアンケートはラジオボタンを多数使用しているので・・・」というと、オーディエンスからどっと笑いが起きました!緊張も少しほぐれたでしょうか?
チーム・ラジオが開発したアンケートツールは、「IT業界に関係ある人」に向けたもの。その理由は、「今後IT業界が拡大すると予想し、より優秀なエンジニアを起用したいという要望が増加すると考えたから」でした。
「記述式ほど時間をとらず返答でき、迷わせない」として、ラジオボタンを列挙したことにもきちんと説明が。CSVファイルのダウンロードにもパスワードをつける仕様に。情報の流出を防ぐ狙いがきちんとありました。彼らのプレゼンは、「このような設計にしました。なぜならば・・・」としっかり説明ができていたと思います。
これが5日間の成果です!
次は「チーム・カレー」です。2番手だったからか、少し落ち着いているようです。彼らは、資料作りとプレゼンがとても上手でした。ターゲットを女性にしぼった理由として、「現利用者は男性が多く、女性の利用を促進したいから」です。背景に女性の社会進出による福利厚生サービスの充実との観点から、「女性の趣味に関するアンケート」を作成していました。なかなかの切り口です。
ターゲットを女性にした背景に「女性の社会進出」が!
社員からは質問が飛びました。
アンケート結果の活用まで考えて設計したか?マーケティングに使うのであれば、分析しやすいように設計したか?開発に、親切心・優しさを込めよう、とのコメントも。学生からは後1日開発に費やしたかった、、、との悔しさのにじみ出る答えもありました。
オーディエンスもフィードバックし、学生の成長をバックアップします!
■学生の感想
・5日間、全体を通してみて、初めてのことが多かった。Web開発は初めてで、
「検索してはコードを書いて」を繰り返した記憶しかありません。
ただアプリを開発するだけでは味わえない工程で、見直しやレビューをしたり
など、インターンに来たことで学べたことが多く、後輩にもインターンには
是非行くべきだよ!と勧めよう思います。本当に多くのことを学んだ5日間で、
感謝しています。自分でコードを書く機会を増やしてがんばります。
ありがとうございました。
・聞く人が理解しやすい進捗報告というものを、今まで考えたことがなかったので
良かった。作業を進める上でコミュニケーションの必要性を、すごく体感できた。
実用されるプログラム作成は初めての体験で、考えるべき視点の多さなどは
大変だった。
・情報系と名のつく学科からの参加でしたが、いざ企画を終えて、設計・開発に
入っていくと、分からないことだらけでとても驚きました。インターネットを駆使
して、まずはHTMLについて勉強し、やっと分かったころには次なるC#やSQLとい
う壁があって、パートナーに頼りっきりになってしまって申し訳なく思いました。 質問してくれるパートナー、答えてくれる講師の皆さんには感謝感謝です。
アプリケーションをつくるのは初めてのことだったのですが、企画からプレゼン
まで、とても知識がついたと思います。
・アプリケーション開発を企画からテスト運用まで、普段なかなかできないことが
体験でき、とても貴重な経験ができた。開発を通じて、もっと自分は人と
コミュニケーションをとることが必要だと思ったし、プログラミングも頑張らない
といけないと感じた。とても中身の濃い5日間で、大変だったけれど、楽しく開発
できたと思う。
■講師の感想
・最終日、プレゼンも無事に終わりました。プレゼンには大勢が集まり、反応が
良かったことが嬉しかったです。学生の堂々としゃべっている姿、笑いを誘って
場を作っていたことは、非常によかったです。「しゃべりに弱い高専生」とよく
言われますが、そんな印象を受けませんでした。
・3時間という短い時間で、完成度の高いプレゼン資料を作れたことに驚きました。
プレゼン前まで社員に実際にアンケートに答えてもらい、使用感の感想を言って
もらえたことが良かったです。
・プレゼンはどちらのチームも、目的から企画~設計し結果を求めているのか、
初心を忘れることなく発表できていたと思います。質疑応答でも、多くの質問に
対して、自分の力で答えることができていた。
講師の視点から見て、当初考えていたものより、ずっと良いものを作ってくれたと思います。講師側の目標設定は、「アンケート画面の作成まで」を想定していましたが、学生自らが「CSVファイルのダウンロードまで」を目標とした、そしてそれを達成できたことが素晴らしかったです。
以上にてインターンシップが無事、終了いたしました!たった5日間でしたが、この経験が少しでも未来を切り拓く力となれば、これ以上の喜びはありません。また会社にも、元気な顔を見せに来てくださいね。皆さん、お元気で!
5日間走り切りました!ガッツポーズ!
~インターンシップを終えて~
経営企画室 人事総務部 室長 中西 一友
インターンシップに参加された学生の皆さん、お疲れさまでした。5日間のプログラム、いかがでしたでしょうか。
今の世の中、環境の変化は激しく、価値観も多様化しています。働き方の選択肢や、仕事のやりがいに何を求めるかといったことについても、その例外ではありません。
そのような中で、皆さんは大いに不安を感じながら、就職先、そして将来について、考えていらっしゃることと思います。このインターンシップで、その不安を少しで払拭することができたとしたら、まずは幸いに思います。
ただ、どんなに世の中が変わり、価値観が多様化しても、一ビジネスパーソンに求められる基本的な資質というものは、それほど変わるものではないと考えます。
想定される事項をきちんと整理し、計画を立てる力。多くの人と適切にコミュニケーションをとり、時には衝突しながらも、調整し、着実に進めていく力。仕事には必ず完結があります。そこまで決して諦めず、やりきる力。
今回、その一端でも体験していただけたとしたら、皆さんの今後の大きな力になっていくことと、確信しています。
私が大事にしている言葉のひとつに、「一期一会」があります。今回わずかな時間ではありましたが、皆さんとイーウェルが関わりを持てたことは、お互いに財産としていきましょう。そして、今後の皆さんのご活躍を、心より願っています。